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叶わぬ恋でも君のために。

第18章 君のためにできること。

「眞子…俺の前では強がるな。


俺の前でも繕われたら…俺が寂しいだろ?


俺が…可哀想だろ?」





どうして私は


智哉じゃダメなんだろう…。





こんなに想ってくれているのに


どうしてその手を握ることができないのだろう。





「眞子…?」



「…?」





「…好きだよ。」









!!!














「同期としてね。」







「もう……」






“からかわないでよ”


という言葉は呑み込んだ。







だって…




智哉の気持ちは痛い程




伝わってくるから。





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