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叶わぬ恋でも君のために。

第6章 君に溺れていく…。

温泉に浸かりながら秀ちゃんの言葉をリピートしていた。


“眞子ちゃん離れ出来るのかな?”



そんなに心配する程
近い距離でもないのにな…。







任務が終わって
私と秀ちゃんが離れる時---


私がその時どんな気持ちでいたとしても
秀ちゃんの傍には居られなくなる。



好きになんかなったら---


きっと、辛いな…。




………………………………………………

…………………………



部屋に戻ると秀ちゃんは
パンツ一枚で既に寛いでいた。


「おかえり、眞子ちゃん♪

随分長かったね。」


「…うん。」


お風呂上がりは必ずパンツ一枚で居る秀ちゃん。


最近はその姿にも見慣れてきていたけど
ここではさすがに…。


「ビール冷やしてあるから、飲もう?」


「うん。」



温泉を堪能した後に、綺麗な夜景を眺めながら飲むビールは格段と美味しい。

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