テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第6章 君に溺れていく…。

「そ、そんなこと無いしっ。」


「眞子ちゃん、経験人数何人?」


!!!


「な、な、何人って…」


「まさか、処女じゃ無いよね?」



なんでそんなこと聞くの?



「んー、俺の予想だと…


一人?」



!!!



「図星?」


思わず視線を反らしたけど


秀ちゃんは立ち上がってまで私の視線の先に移動してきた。



「ねぇ、眞子ちゃん…。

まさか、そのたった一人が忘れられないとか?」





どうして?



自分の過去は話さない癖に


私の過去に触れようとするの?





秀ちゃんは…


私が座っているソファーの肘あてと背もたれに手をついて覆い被さるように私に顔を近付けると



耳元で囁いた。











「俺がその人、忘れさせてあげようか?」





ストーリーメニュー

TOPTOPへ