叶わぬ恋でも君のために。
第7章 恋人迷路
それが本音だとしたら何が嘘なんだろう…。
私は、目を開けることができなかった。
聞いていないフリをすることが君のためだと思ったから。
君のぬくもりを感じながら思っていた。
眠れないのかな…。
出会った時も“昨夜眠れなかった”って
昼寝しちゃってたし…。
いつも笑っているけど
心の奥底で
何を考えているの?
君を嘘つきにさせている原因は何?
知りたい…。
知る必要が無くても、
知る権利が無くても、
知られたくないと言われても
秀ちゃんのこと、
もっともっと知りたいよ…。
ブレーキをかけずに
もっと好きになれたらいいのに。