
替え玉高校生
第4章 3日目
・・・・・・・十数分後
「マジで、来ちまった・・・・」
兄貴のいる病室の前、俺は少し後悔してる。
健司の事は知りてぇけど、知ってどうすんだ?
「・・・・・・帰るか」
踵を返そうとした時、兄貴の病室から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
少しだけ、隙間を空け中を覗く。
そこには、兄貴と健司の姿。
小声で話しているせいで、何を話しているかは聞こえないが、楽しそうに会話する兄貴と健司。
その光景を見て、俺の胸はギュッと苦しくなった。
健司って、あんな楽しそうに笑うんだな・・・・・・
兄貴の前で、健司は俺の知らない笑顔で笑っていた。
笑顔の合間に見せる、兄貴を愛おしそうに見る健司の瞳。
その光景を見て、俺は確信する。
健司は、兄貴が好きなんだ。
やべ・・・・・
何か、泣きそう・・・・・
零れ落ちそうな涙を必死に堪える。
見るんじゃなかった・・・・・
後悔の念が俺の中で広がる。
すると、「んじゃ、俺そろそろ帰るわ」と健司が立ち上がるのが見えた。
「おぅ、今度は学校で会おうな」
笑顔で健司を見送る兄貴。
そんな兄貴の頭を健司はワシャワシャと撫でる。
「だー!何すんだよ」
頬を膨らませ、むくれる兄貴。
「お前がそのセルフ言うんじゃねぇよ」
健司は、クスッと笑った後「じゃあな」と病室を出た。
俺は、物陰に隠れ
健司が居なくなるのを見ていた。
「マジで、来ちまった・・・・」
兄貴のいる病室の前、俺は少し後悔してる。
健司の事は知りてぇけど、知ってどうすんだ?
「・・・・・・帰るか」
踵を返そうとした時、兄貴の病室から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
少しだけ、隙間を空け中を覗く。
そこには、兄貴と健司の姿。
小声で話しているせいで、何を話しているかは聞こえないが、楽しそうに会話する兄貴と健司。
その光景を見て、俺の胸はギュッと苦しくなった。
健司って、あんな楽しそうに笑うんだな・・・・・・
兄貴の前で、健司は俺の知らない笑顔で笑っていた。
笑顔の合間に見せる、兄貴を愛おしそうに見る健司の瞳。
その光景を見て、俺は確信する。
健司は、兄貴が好きなんだ。
やべ・・・・・
何か、泣きそう・・・・・
零れ落ちそうな涙を必死に堪える。
見るんじゃなかった・・・・・
後悔の念が俺の中で広がる。
すると、「んじゃ、俺そろそろ帰るわ」と健司が立ち上がるのが見えた。
「おぅ、今度は学校で会おうな」
笑顔で健司を見送る兄貴。
そんな兄貴の頭を健司はワシャワシャと撫でる。
「だー!何すんだよ」
頬を膨らませ、むくれる兄貴。
「お前がそのセルフ言うんじゃねぇよ」
健司は、クスッと笑った後「じゃあな」と病室を出た。
俺は、物陰に隠れ
健司が居なくなるのを見ていた。
