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俺たちは恋人同士

第53章 理由

夜の11時。

雅紀「ニノ…」

俺はテーブルに置いてある携帯を見つめていた。

雅紀「会いたい…」

俺はまた顔を伏せた。

雅紀「ヒック…ヒック…」

我慢出来なくて泣いてしまった…

かっこ悪い…

会えないだけで…

俺はもう寝ようと思った。

すると、

ガチャ!

玄関が開く音が聞こえた。

雅紀「えっ…」

タタタッ…!

和也「はぁ…はぁ…はぁ…」

雅紀「ニノ…?」

そこには息を切らしたニノがいた…

和也「相葉…さん…」

ニノはそのまま俺に近づいて強く俺を抱きしめた。

和也「遅く…なって…ごめんね…」

雅紀「ううん…」

俺もニノに抱きついた。

しばらく抱き合って…

和也「泣いてると思って…」

雅紀「えっ…?」

和也「会えなくて寂しくて…あなたが泣いていると思ってた…」

ニノは俺の頬に手をあてた。

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