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『命』について考える

第6章 高校時代の私

リストカットなどの症状も落ち着き、有料のカウンセリングルーム通いも卒業した私は「死にたい病」は克服しましたが、今度は「幸せになりたい病」を発病しました。
幸せになりたい病というのは、今、私が勝手に命名しました(笑)
この病のポイントは「私は幸せではない。不幸だ」と思っているところです。死にたい病よりは症状は軽いですが、現状をマイナスに見ている点は同じです。
今の私は幸せではないという出発点から物を考え、どうすれば良いんだろうともがき、不幸は嫌、幸せになりたいと答えを求めて、いろんな本を読みました。
アルバイト禁止の校則があり、忠実に守っていた為、収入源は月5000円の親からのお小遣いと、お正月のお年玉ぐらいです。あまりお金がないので、まずは、学校の図書館や市立、県立の図書館などで無料で本を借りてきて読み、本屋では何冊かを立ち読みで比較検討してから、自分なりに厳選した本を財布の中身と相談しながら、たま~に1冊買うか買わないか、という感じだったと思います。
本も読みましたが、校内のカウンセリングルームにも時々は顔を出していました(中高一貫校なので共通のカウンセリングルームでした)

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