『命』について考える
第8章 人は死ぬ、ということ。
そんな、お気楽な小学生だった私の目の前に『死』を身近に感じさせる出来事が起きました。同期生の死です。
1学年2クラスしか無い田舎の小学校の、隣のクラスの男の子。3年生の時は、隣のクラスだったけど、1、2年生の時はクラスメイトだった。無口なタイプで、しかも学校も休みがちだったので、あんまり喋ったことはなかったけれど、それでも大きなショックを受けた。
「まだ小学生なのに死んじゃうなんて!そんなことあるのか!」
悲しい、よりも、衝撃、信じられない思いのほうが強かった。
確かにその子は病弱で、学校も休みがちで、たまに学校に来ても体育は必ず見学だったけれど、それでも死ぬとは思っていなかった。
3年生の途中からは長期で入院していたけれど、いつか病気が治って、また学校に戻ってくると、何の根拠もなくそう思っていたから。
でも、その“いつか”は来なかった。死んでしまったから。
1学年2クラスしか無い田舎の小学校の、隣のクラスの男の子。3年生の時は、隣のクラスだったけど、1、2年生の時はクラスメイトだった。無口なタイプで、しかも学校も休みがちだったので、あんまり喋ったことはなかったけれど、それでも大きなショックを受けた。
「まだ小学生なのに死んじゃうなんて!そんなことあるのか!」
悲しい、よりも、衝撃、信じられない思いのほうが強かった。
確かにその子は病弱で、学校も休みがちで、たまに学校に来ても体育は必ず見学だったけれど、それでも死ぬとは思っていなかった。
3年生の途中からは長期で入院していたけれど、いつか病気が治って、また学校に戻ってくると、何の根拠もなくそう思っていたから。
でも、その“いつか”は来なかった。死んでしまったから。