テキストサイズ

ワタシの履歴

第13章 無心〔二〕

この日、居酒屋で飲んだ後、太一君のアパートで飲み直そうと言われた。

私は、そうなる事を予想していたし、驚きもしなかった。

でも朋子は、そんなコでは無い。

居酒屋を出て、駐車場の自分の車に乗って、助手席に朋子が乗ってすぐ、朋子に言った。

「たぶん…ヤる事になるかもよ?大丈夫?」

朋子はビックリして

「え!ヤるって…ヤるって事!?」

「そう。私は大丈夫だけど、朋子平気?」

「…私は無理だなぁ…」

「じゃあどうする?」

「帰るわ(汗)」

私は太一君と哲男君に、朋子は気分が悪くなったから返すと言った。

哲男君はガッカリしていたが、そのまま解散になった。


のは、見せかけ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ