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ワタシの履歴

第24章 嘘

それでも借金は、少しずつ減ってきてはいた。

夫も、飲み屋へもほとんど行かなくなった。

酒癖は、相変わらず悪かったので、飲んだ日はなるべく怒らせないように、からまれても流すようにしていた。



そんなある日、親友の恵から電話があった。

「もっし~!」

「久しぶり!どうしたの?」

「いや、別に何にも無いんだけどさ、元気かなって!」

「あ~何とか元気でやってるよ~」

「そっか~良かった!こっちには帰って来ないの?」

「あ、GWに帰る予定だよ!」

「ホント?じゃあ会おうよ!」

「うん!あ、龍平に聞いてみてからになるけど」

「分かった~!じゃあ私はいつでもいるから、大丈夫な日決まったら教えてね!」

「うん!」

こうして電話を切り、夜にさっそく夫に聞いた。

「ねぇ、今日恵から電話があってね、GWに会おうって。いいかな?」

「恵ちゃん?…いいけど…あんま遅くなるなよ」

「うん!」

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