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ワタシの履歴

第30章 命

そんなモヤモヤな気持ちが片隅にあるまま、群馬には2年いた。


3月になり、今度は北海道への転勤が決まった。

北海道は、龍平の母親がいる所。

しかも、あの広い北海道の中の、お義母さんがいる街に転勤になったのだ。

住む場所は3キロ程離れていたが、土日はご飯を食べに行ったり、うちに来たり、しょっちゅう顔を合わせていた。

お義母さんは、あの龍平でさえもなかなか反抗できない位、怖い人。

この時も、ヤクザの組長の下の人と付き合っていて、私も1度会った事がある。

龍平のお姉さん2人もお義母さんと一緒に住んでいて、この2人は優しかった。

二人とも、飲み屋で働いていた。

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