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ワタシの履歴

第6章 本気

幸子先輩は、今でも歳上の彼氏が迎えに来ている。

「分からない…ちゃんと説明して!」

泣きながら言う。

「幸子とは…ヤった。何度も…」

「な、なにそれ…っ」

「俺、実はずっと幸子の事がスキだったんだ。告白も何度かしてる。でも彼氏がいて…」

続けて彼は言う。

「彼氏と最近ケンカばかりだって、この前相談されて。で、俺も耐えきれなくて…」

「…幸子先輩は彼氏と別れるの?」

「いや…分からない…ただ、俺はこれでもいいと思ってる」

「なにそれ…付き合ってる人がいる同士の浮気?それだけでも意味不なのに、高岡君は彼氏がいてもいいって?」

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