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好きになっちゃだめッ!!

第6章 本当の気持ち

『セナ様ッ!!』


バッと頭を下げる。


『お父様と仲直りしてくださいッ!!』


なんて言おうか迷った挙げ句、こんなに超直球な言い方になってしまった。


はぁーとため息が聞こえる。


「これでいいんだよ。父さんだって俺を嫌ってる。」


『それはッ!!』


庄蔵様に口止めされていたのを思い出す。

………ッ。


でも、言わなきゃ。


拳を固く握った。


『それは……誤解です。』


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