テキストサイズ

好きになっちゃだめッ!!

第8章 隠された真実

***



「いやいや、お久しぶりですなぁセナ君。」


『お久しぶりです。星城さん。』


向き合って座る。


「奏に会いました?社交パーティーで。」


『えぇ、お会いしましたよ。相変わらずお元気そうで良かったです』


んふふふとにまにまと笑ってくる。


「で、例の件私たち星城グループも乗っかることにしました。」


やっぱり来たか。


『星城さんが乗っかるならば、私も気が抜けませんね。契約先の方に賄賂でも送っちゃおうかな?』


わははははと笑い合う。


「………天下の桑谷と真剣勝負、恐れ多いですなぁ」


相当根に持ってるなこいつ。


「ところで、今日は別件で用がありましてね。」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ