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好きになっちゃだめッ!!

第8章 隠された真実

『あなたッ!!!』


聖奈を産んでから、1年がたったある日。


ベビーベッドにいたはずの聖奈が忽然と居なくなったのだ。


『あなた!!聖奈が、聖奈が、いないの!!』


ベビーシッターさんもいるのに!!
どうして!?


「レイナ…落ち着け。」


パニック状態の私とは逆に落ち着いている政利さん。


『聖奈がいないのよ!?屋敷の皆を集めて探さした方が…』


「レイナ、聞くんだ。」


なだめるように両肩を持たれる。

「聖奈なんて言う奴は初めから居なかった。」


一瞬耳を疑った。


この人は、一体何を言っているの…。


『何を言っているの…あなた…ずっと、ずっと一緒に暮らしてきたじゃない…!!』




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