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女はぐったりともたれてきた。


「終わったかね。」


いつのまにか親父が近くにいる。

『はぁ…はぁ…用事か？』


女をソファに退けて立ち上がる。

全裸だか気にしない。


またタバコにボッと火をつけた。

「あぁ、桑谷に勝負をぶっかけてやった。桑谷を潰す。ﾝｯﾌｯﾌ」


にまにまと黒く笑う親父。


思わず俺も笑みがこぼれる。


『そりゃあ、賛成だ。で、作戦はどうする？頭を潰すか？』


「セナをか？まさか。それじゃあ、勝負に勝ったことにはならないだろう？」


絶えずにまにまと笑いながらこちらに近づいてきた。


<あいつの外側じゃなく内側を壊す。意味、分かるかね？>


そう言うことか…親父。

ニタァと笑う。


こりゃ、楽しくなりそうだ。