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好きになっちゃだめッ!!

第9章 黒い影

カランカラン…


「いらっしゃいませ〜お一人様でしょうか?」


『はい』


「こちらへどうぞ〜」


2人席にガタッと座る。


もう3時か〜何にしよ。


メニュー表とにらめっこする。


『このホットケーキとかおいしそ〜……』


「ここはワッフルが美味しいですよ」


『わっ!!!!』


メニュー表をどけると向かい側に遥香お嬢様が座っていた。


『は、遥香お嬢様!!どうしてここにッ!?』


「ふふふ♪遥香でいいですよ」


『じゃ、じゃあ遥香ちゃん…』


「ふふっ何ですか?」


『どうしてまた…こんな所に?』

「ここ、行きつけなんです♪」


驚かしてごめんなさいと微笑む。

「お決まりになられましたか?」

丁度いいタイミングで店員さんが来た。


「私はいつものをください」


遥香ちゃんは迷うことなくぱっと答える。


『えっあ…じゃあ同じものお願いします』


「かしこまりました」






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