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好きになっちゃだめッ!!

第10章 それでも…

***


彼の背中をギュッと抱き締める。



「!?せ、聖奈!!」

『好きッ!!!!』



「ぇ…」


うわーッ!!!//
直球に言いすぎたーッ!!!!(汗)



後ろを向こうとするのをがっちりとロックする。


『こ、このまま聞いて!!』


そう言うと大人しくなる。


『初めはただの変態野郎だって思ってた。そんで大嫌いだった!!』

ぅ…と呻く声が聞こえる。



『だけど…ッ無駄に優しいとことか…頑張ってる姿とか…見てたら好きになってて…っでも気づくのが遅くて…っ』


涙が止まらなくなる。


『あ〜もう何言いたいか分かんなくなった…ヒック…とにかく…大す…』


チュ…


チュク…ピチャ…


『ふ…ん…っ』



チュク…チュッ…


静かに唇が離れる。



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