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好きになっちゃだめッ!!

第6章 本当の気持ち

10分後…。


『フガーフガー…』


『し、死ぬ!!』


暑いっ!!重いっ!!

キラキラ光る太陽も、今はとても憎らしく見えた。


『ジーパンなんて履いてくるんじゃなかった…………』


「えーんえーん…」


!!!!!!


泣き声?


「えーんえーん…」


やっぱり泣き声だ!!


いそいで公園に向かう。


ポツンと男の子がしゃがんでいる。


男の子に駆け寄る。


『大丈夫?どうしたの?』


「………あれ、」


メソメソと泣きながら、上を指す。


げっ!!


ユラ〜ユラ〜と揺れる風船。


木の枝にうまいこと引っ掛かっていた。


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