テキストサイズ

好きになっちゃだめッ!!

第6章 本当の気持ち

『………〜っ!!いったあぁ…(涙)』


どうやら枝が重さに耐えられずに折れたようだ。


って!!風船、大丈夫!?


バッと手元を見る。


ゆら〜ゆら〜と変わりなく揺れる風船があった。


『良かったー……』


「お姉ちゃん大丈夫!?」


男の子は顔面蒼白になっていた。

『大丈夫大丈夫♪それより…ほら!!』


はいと男の子に渡す。


「ありがとう!!」


満面の笑みで微笑む男の子。


『ふふ…ちゃんと持って帰るんだよ?』


「うんっ」


よしよしと頭を撫でる。


男の子は嬉しそうに走っていった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ