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オス奴隷

第11章 失う




あれから1ヶ月。

兄貴と2人で
普通に過ごしている。


その普通が何よりの幸せだ。


「優哉っ」


「何ー?」


「はい。」


と、言ってほっぺを
俺に突き出してくる。


ちゅ


「行ってきます♪」



ガチャ


そういつも兄貴が
家を出る時は
いってらっしゃいの
キスをする。

最初は新婚みたいで
かなり恥ずかしかったけど
今は慣れてしまった。


でもこれもまた
すごく幸せな一時。


 

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