「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
「大悟くん、悪いわね~。ウチの岬が迷惑かけて」
「あっ、いえ大丈夫です。岬からのお願いだからどうしても断れなくて…」
困った顔をしている大悟。
おいおいおい。
もしかして、この格好見て
俺が甘えてると思ってんのか!?
チッ。
「大悟、勝手なこと言うな!!お前が無理やり抱っこしたんだろうがっ!いい加減、降ろせよ」
俺は、
すぐさま怒鳴りつけるが
「こら、岬!友達になんてこと言うの!?」
なぜ、逆に
俺が怒られる!?
意味わかんねぇよ!
ただ誤解を解こうとしただけだ。
「いいんですよ、気にしなくて。いつものことですから」
「あら大悟くんは、優しいのね…」
「そんなことないですよ」
ちょっと待てや、この野郎。
大悟が優しい…?
笑える。
それに、気になっていたんだが
大悟って
俺の親の前だとキャラが変わる。
…いい子ぶるな、このドS。
俺は、毎回呆れてるのだ。
いつか、化けの皮を剥がしてやりたい。
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