
「俺は、男だ!クソ野郎」
第3章 マジ、席替えしたい…
「そーだよな♪岬ちゃんが俺のために、わざわざ考えてくれたんだよな~」
へへっと笑いながら、照れる金太郎。
…なんか、残念なイケメンって
感じだな。
それにわざわざっていう程
考えてないけど(笑)
「岬、もうコイツと関わるなよ?」
大悟は、指差しながらそう言った。
つまり、変人は、
相手にするだけ無駄ってことだよな。
「うん、そのつもり」
俺がそう言うと、さっきから会話を
聞いていた金太郎は、ちょっと涙ぐむ顔をした。
「んでだよ~。岬ちゃん、俺ともっと仲良くなろ?なんなら、ベットの上で…グハッ!」
鈍い音が聞こえ、悲痛の声を漏らす金太郎。
「いってぇーっ!お前なにすんだよ!」
金太郎は、頭を抑えながら
大悟に牙を向いた。
え…?どうしたんだ?
俺は、ポカンとなる。
