
偽り王子様
第13章 2日目*看病と約束
春ver↓
「くそっ…」
まだ熱は下がらない
大丈夫かコイツ…
でもなんか食わせないと…
昨日からなんも
食ってないよな…
「おかゆ…とかだよな…」
なんとか完成したおかゆの
見た目は最悪だった
「真優食え」
「ありがと…でもッゴホッ!」
こうなったら…
おかゆを自分の口に
含んで真優の口に
ねじ込んだ
「おいしい…」
「まじ!?良かった…」
それから何度も
口移しをした
それはキスみたいで
一回一回ドキドキする
もので…
真優の熱で
俺の唇も熱を帯びていた
