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偽り王子様

第15章 数日後*再会


あれから彼からの
連絡はない

泣かないのは
彼が迎えに来るのを
信じているから

でもふと思う…
私は彼のことなにも
知らなかったんだと

本当の住所も名字も
誕生日だって知らない…

「ハァ…明日から高校三年生か…」

明日は始業式
もう春がやって来たのだ

ピンポーン

「はーい」

誰だろ…

私は誰かは特に確認せず
ドアを開けた


そこに居たのは…

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