
偽り王子様
第7章 8日目*疑い
なに話してたんだろ…
「ばいばい」
学校を出て家に帰る
嫉妬じゃないこの気持ち
なんか春に会いたいよ…
いつのまにか早足で
帰ってる、
やっぱ好きなんだ
「ただいま」
「おかえり」
チュッ
やばい…
春の笑顔に、行動に、
すべてにドキドキしてる…
「あのね、春…私」
これって告白だよね…
はじめてだよ…
「どうした?」
「春のこと…す…っ「わりぃ!用事があったんだ!後にしてくれ!!」
ガチャ
春は走っていってしまった
せっかく勇気を出して
言おうと思ったのに…
