
偽り王子様
第9章 6日目*裏切り
昨日のことがまだ
頭に引っ掛かってる
「おはよー」
誰もいないリビングに
あいさつ
「って返ってくるわけないか…」
「おはよ♪」
ッ!!
って…
「裕くん!!また来たの?」
「まぁな♪てか独り言面白かったぞ」
「それは…//」
なんか恥ずかしくなってきた
「きょ…今日は何しに来たの?」
「暇潰し」
「ごめんけど今日は学校行かなきゃ…」
「ふーん…つまんねーな、じゃあここにいるから早く帰ってきて」
わがままだな…
仕方ない
「いいよ、早く帰って来れるかは分かんないけど…」
