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ひまわりのキミ。

第11章 ひまわりのキミ。9

てっちゃん、どうしたんだろう…?

何か話があるんだよね…。

2人きりになるのは久し振りだから、すごく緊張する。

胸がどくんどくんと音をたてる。

…まだ、好き、だな。

懲りないなぁ、私…。


「あのさ」


私がそんなことを考えていると、てっちゃんが口を動かした。


「なに…?」


なるべく目線を合わせたくない。

合わせれば、心臓がもたないかもしれないから。

「お前……杉野のことどう思ってんの?」

「えっ」


太陽くんのこと…?

特別な感情は無いと思う。

ただ、良い人だなとは思うけど。

そこに、恋愛感情は無い。


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