顧みすれば
第11章 盛夏
「山下常務?」
松田くんも振り向く。
ちょっと鼻息荒そうだ。
「こんばんは。賑やかな声が聞こえたので」
山下常務の答えはジェントルマンだ。
「部署の納涼会があったので‥‥」
私は簡単に説明する。
「山下常務。はじまして。
田村美保と申します。
後輩の松田と佐々木が大変お世話になっておりましてありがとうございます」
ペコリと頭を下げた。
あんなに酔っていたのにちゃんと挨拶してる‥‥さすがはお局様だ。
しかも、心なしか 大変 が強い。
「いえ、お世話になっているのはこちらの方で。とても頑張ってくれているのでこちらも仕事がやり易いです。
ところで、皆さんこれからどちらかにいかれる予定ですか?」
山下常務が一同を見渡す。
「僕もこれから飲みに行くので
よかったらご一緒しませんか?」
「あ、山下常務、今日は美保先輩と
「よろしいですか?是非ご一緒させてください」
美保先輩、被ってます。
「では、近くですからご案内しますよ」
美保先輩は山下常務と歩きだす。
松田くんは憮然とした表情でついていく。
私は‥‥少し離れてフェードアウトを決め込んだ。
のに
「あれ?!亜美ちゃん♪」
うそでしょー!!
松田くんも振り向く。
ちょっと鼻息荒そうだ。
「こんばんは。賑やかな声が聞こえたので」
山下常務の答えはジェントルマンだ。
「部署の納涼会があったので‥‥」
私は簡単に説明する。
「山下常務。はじまして。
田村美保と申します。
後輩の松田と佐々木が大変お世話になっておりましてありがとうございます」
ペコリと頭を下げた。
あんなに酔っていたのにちゃんと挨拶してる‥‥さすがはお局様だ。
しかも、心なしか 大変 が強い。
「いえ、お世話になっているのはこちらの方で。とても頑張ってくれているのでこちらも仕事がやり易いです。
ところで、皆さんこれからどちらかにいかれる予定ですか?」
山下常務が一同を見渡す。
「僕もこれから飲みに行くので
よかったらご一緒しませんか?」
「あ、山下常務、今日は美保先輩と
「よろしいですか?是非ご一緒させてください」
美保先輩、被ってます。
「では、近くですからご案内しますよ」
美保先輩は山下常務と歩きだす。
松田くんは憮然とした表情でついていく。
私は‥‥少し離れてフェードアウトを決め込んだ。
のに
「あれ?!亜美ちゃん♪」
うそでしょー!!