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顧みすれば

第12章 砂漠の檻

プレゼンの前日、王族主催のレセプションが行われた。

今回のプラント事業を提案する世界各国から企業が集まっている。

私は実家から持ってきた着物に身を包んだ。


ピンポーン♪

部屋の呼び鈴が鳴る

「はーい。今いきます」

扉を開けると山下常務が立っていた。

「山下常務?」

扉を押し明け山下常務が入ってくる。

「ど、どうしたんですか?」

「着物姿とはそそるじゃないか」

壁に押し付けられ唇が重なる

散々わたしの唇を堪能した常務は
やっと私を解放してくれた

「常務...口紅が

 ...いやらしいです」


「ん?そそるか」

常務の目は挑戦的だ

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