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顧みすれば

第26章 禁断の果実

久しぶりの男塊に少し痛みを感じた。


顔を歪める私に


「痛いか?」


と優しく顔を覗きこむ。


「そのまま 動かないで」


今度は王子が顔を歪めた


「そんなに締めるな


 放ってしまいそうだ」


しばらくのあいだお互いをただ感じていた



「動いていいか?

 辛かったら 言ってくれ」



私は黙ってうなずいた。




王子はゆっくりと味わうように動き出した

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