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功一「おばさん、それ…それは…」

母「口にするのも悍ましい」

花「…」

功一「それ違うんです、何かの間違いで
そうだよな、花」

花「…」

功一「花！！」

花「…」


花の秘密がバレ
必死に取り繕うとする功一
だけど花は既に何かを覚悟したようで
否定も
反論もせず
無言で母の言葉を聞いていた


母「本当に…親の顔に泥塗るような真似
して…」

花「ごめんなさい…」

母「恥ずかしくて外歩けないわ…」

花「ごめん…なさい…」

功一「花…」

花「…」

功一「…」


母親の気持ちはわかる
恥ずかしい、軽蔑する気持ちも

それでも…


母「本当…見損なったわ…」

花「…」

功一「おばさん」

母「何、って言うかあなた誰なの？」

功一「俺は花の恋人です」

母「恋人、恋人なら知ってたの？この事
この子の変な性癖」

功一「知ってますよ」

花「…」

功一「でも俺には関係ないです、花は花
ですから」

花「功一さん…」

功一「変な性癖を持っていても関係ない
俺は花が好きなんです」

花「…」