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覗いちゃダメっ

第16章 急接近



花「どうぞ」

紗耶香「お邪魔します…」

花「お茶入れるから適当に座ってて」

紗耶香「ありがとう」


花が住んでいるのは
ワンルームの古いアパート
部屋には未開封の段ボールが並び殺風景
だった


花「それでどうしたの?」

紗耶香「…」

花「何かあったんでしょう?」

紗耶香「…キス」

花「キス?」

紗耶香「キス…された…の…拓海…さん
に…」

花「で」

紗耶香「でっ、でって…」


恥ずかしがりながら
拓海にキスされた事を伝えた紗耶香

だけど花の反応は紗耶香とは全く正反対
と言うか落ち着いていて
取り乱している
紗耶香の方が逆に変
そんなおかしな雰囲気になっていた


花「拓海さんは紗耶香の事が好きなんだ
よ、だから」

紗耶香「好きって…でも私…」

花「何」

紗耶香「…何でもない」

花「…」


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