覗いちゃダメっ
第2章 痴漢男と既婚者と
花「…」
元々そうだったわけではない
ある日、何気なくノーパンで歩いたら
異常なほどの緊張感
開放感に
花は取り付かれ
その日からノーパンで過ごすようになっ
た
もちろんパンツは持ち歩いている
だけど基本的に穿かない
ノーパンだ
花「あっ、バス来た」
ノーパンで歩きノーパンでバスに乗る
期待してるわけではない
だけどもし…
花「…!!」
男性「…あっ、失礼」
花「いえ、気にしないでください」
男性「…」
花「…」
朝の通勤ラッシュ
バスは次から次に停車したが
この時間はどれも混雑必至で鞄が当たる
必要以上に接近する、されるのは
仕方がなかった
運転手「発車します」
花「…」
男性「…」
だけどもし
相手がその気になったら…
花「…」