双子姉妹・恋と愛
第4章 相対性疑問
恋は、夕飯を済ませると残りのワインを飲み干して、
「今日、店に珍客が来たのでそのこと報告書に書き込みしてあるから、一番に読んでみてね、」
「うん、わかった。恋ちゃん、」
どうやら、店のこと仕事のことはマンションには持ち込まない、そのように二人の取り決めになっていた。
三人は食後リビングで寛いでいる。交代にお風呂に入っていく。
その間、愛はピアノの練習をしている。
広太は、愛が煎れてくれたコーヒーを飲んでいた。
恋は、相変わらずワインは欠かせない、窓から見える夜景を眺めながらボルドーワインを飲んでいる。
そして、それぞれのベッドルームへと向かった。
広太は、今日のことで愛を優しくしてやる。
そんな広太の優しさにまた涙ぐむ愛であった。
当然、今夜はこうなる。
あぁーん♪
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