君の隣に。
第5章 君の優しさ
「母さんー亜美食ってくって」
「悠斗〜何ニヤニヤしてんのよ〜どれだけ嬉しいの?」
「してねぇよ!!」
悠斗…ニヤけてるんだ…。
私もニヤニヤしてるのかな…。
「亜美」
「はい」
「…おいで」
なんだろう…胸がすごくドキドキしてる…。
やっぱり私…悠斗が好きなんだ…。
─ガチャ
ドアが開いた。
「あら♪亜美ちゃん、いっぱい食べてね♪」
悠斗のお母さんはにっこり笑う。
「はい♪ありがとうございます」
「ここ座れ」
「うん」
「…ふふふ〜」
「!?」
なっ何!?
「悠斗〜さりげなく隣に座らせちゃって〜」
悠斗のお母さんはニヤニヤしならがら言う。