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君の笑顔をーー

第18章 素敵なX'mas☆




「蓮ーーーー‼︎ 見て見て‼︎」


『んー?』


「シロクマーーーー‼︎」


『おぉ。可愛いな?』


「強そうだねー‼︎」


(……………笑)


『うん…笑』


こう叫ぶのは、彼女の泉だ。
泉は幼い子供のようにキャッキャと
はしゃいでいる。


「蓮ーーーーーーーーー‼︎」



『どうした?笑』



「見て見て‼︎ほら‼︎
サメーーーーーー‼︎ かっこいい‼︎‼︎‼︎‼︎」



(……………笑笑)



『ッぶ‼︎
あー。もうダメ。限界‼︎』



「ん?どした?」



泉はきょとんとしながら俺を見る。



『泉…。さっきから、強そうとか
かっこいいとか…
何か視点が可笑し過ぎ‼︎』



「えー⁉︎ そう?何でよー。」


『や…泉らしいけどな?
なんか可愛いわ。お前…。』



泉は口を尖らせてブーブー言っているが、そんな泉の顔も俺の心をくすぐる。
本当、何なんだよ。可愛い過ぎるだろ…



多分、普通の女の子はペンギンやイルカに興味を持って、可愛い‼︎って言うだろう。


泉は、どうも違うらしい…
それが何だか可愛いと思ってしまう俺は、相当、泉に惚れてんだな。



「蓮‼︎ 外でシャチ見れる‼︎行こ‼︎」


(ぷ‼︎ 今度は、イルカじゃ無くて…
シャチね…笑)


「早くーーーーーーーーー‼︎」


そう言ってかけ出す泉を、愛おしく見ながら、俺は泉の後を歩いた。



【 蓮 】ー Side ー


End...

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