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君の笑顔をーー

第22章 お前の笑顔が…



その時、
暖かい風が私たちを包んだー



「うわぁ…」


ひらひらと舞うサクラの花びらがとてもキレイで私はその光景をしばらく見ていた。


そっと髪に何かが触れた。


「陸?」



『じっとしてろ…』



「え…」



私の鼓動はまた早鐘をうつ。



(ぅう… 何だよ、これ‼︎)



髪に触れる陸の手も
私の鼓動を加速させてしまう。

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