君の笑顔をーー
第22章 お前の笑顔が…
『俺は、お前に拒絶されようが、傷付けられようが、何とも思わねーぞ?』
「え……何で..」
『お前の考えなんて、分かんだよ。
どれだけ、お前を見てきたと思ってんだ?
自分よりも、他人の事を優先して。
相手の気持ちばかり考えて、自分のことは後回しにする。
本当、バカな奴………。』
「ば‼︎ばかって‼︎‼︎」
『バカなお前だから、可愛いくてほっとけないんだろーが。』
「んなッ‼︎」
私は、陸の今までに無い、ストレート過ぎるくすぐったい言葉に、どんどん顏が俯いていった。
陸は私の頬を軽く摘まんだあと
優しく手の甲で撫でた…