君の笑顔をーー
第26章 あれから…
3年になり1ヶ月が過ぎたーー
相変わらずの、陸のモテっぷりには驚かされる。
入学したばかりの1年生からも、何度も告白されていた。
放課後の体育館には、陸や勇大、隼人を見るためにギャラリーが集まっていた。
『泉ー。そろそろ、陸に応えてあげなよ〜?
あれだけモテモテだと、そのうち持っていかれちゃうよ?』
「その時は、仕方ないかな…。」
『また、そんな事ばっかり言って‼︎
後悔すんのは自分だからね⁉︎』
「紗彩…オカンキャラになってるよ?」
『私は、不安だな…。
大翔は高校に上がったばかりで
部活も忙しいみたいだし…
なかなか会えないからさ〜。』
先輩が高校に上がってからは忙しくて会えていないみたいだった。
大翔先輩はモテるから
紗彩の不安は尽きないだろうな…
連絡はまめに取ってるけど…
それでもキツいよね…