君の笑顔をーー
第32章 ズレた感覚⁉︎
陸がお茶とグラスを持って戻ってきた。
なんか疲れてる気がするけど…?
「陸?眠いのー?」
『眠くねぇよ?』
「なんか顔が老けてる!笑」
『……お前の所為だ。バカ。癒せ。』
陸はそう言って抱きついて来た。
「何よ⁉︎ 陸って……甘えんぼ?」
『…… 甘えんぼ言うな。
こうやってると落ち着くんだよ。』
「……だから、甘えぃひャィ〜‼︎」
『どの口がそんなこと言ってんの?』
陸が頬っぺたを両方引っ張る。
手をタップしても離してくれない。
『もう言うなよ。』
必死にコクコクと頷くと、離してくれた。
頬っぺたがヒリヒリする……