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君の笑顔をーー

第52章 何やってんだよ?



「ちょっ..離して‼︎ やっ...だ‼︎
陸ーーーーーーーーッ‼︎‼︎‼︎」



廊下を駆け出す音が聞こえ、バンッとドアが開くと陸が図書室に飛び込んできた。



私と柊くんを見て、
陸の低い声が響いた。



『お前、人の女に何やってんだよ?』



怒りを抑えながら、冷静に近づいて来た陸は、柊くんの腕を掴むと私を抱き寄せた。



『彼氏いる人を好きになったらダメなんスか?』



『あ?喧嘩売ってんの?お前?』



陸と柊くんはお互い睨み合い
一触即発の状態だった。


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