君の笑顔をーー
第12章 決断。
『うん。分かった。
俺、泉を好きになれて良かった!
この気持ちだけは、どうしても伝えたかったからさ?
あ〜俺も、体育祭の時に言えば良かった..ははっ。』
「勇大……」
『なんか、緊張して言う勇気が無かったからさ!
悩ませて、ゴメンな?』
勇大は優しく微笑んだ。
「そんなことないよ‼︎
何で勇大が謝るのよ…
こんな私を好きになってくれて
ありがとう! 勇大の気持ち嬉しかった。」
『なぁ… 泉..。 これからも、変わらず
俺と友達でいてくれるかな?』
「当たり前じゃん‼︎
これからも、私と友達でいてくれる?」
『ははっ‼︎ 当たり前だろ?』
私と勇大は握手を交わした。
いつも、こうやって相手のことを考えてくれる。
そんな勇大と、これからも友達でいられることが私は嬉しかった。