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高校で始まる物語

第3章  教室で…

「はぁ〜〜」


外を見ながら、圭太はため息をついた。




5月の中旬にもなると、桜の花はほとんど散っていた。



幸せなことに千石先生は圭太のクラスの担任だった。


その時はどれだけ喜んだことか……



でも、圭太と先生が言葉を交わしたのは数えるほどだった。



「おい!どうしたよ、圭太?」


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