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真愛

第3章 友達




「何も言わなくていいから聞いて?」


有香はあたしの目をじっと見つめる


「愛美。愛美は一人じゃないよ?」


次はあたしの手を握る有香


「うちは愛美のこと大好き。

大好きだから愛美のこと全て受け止めたいしうちのことも受け止めて欲しい。

今までうちに本気で向き合ってくれた人なんていなかったから。愛美が初めてだよ?

でもね、愛美。

そんな小さな体で一人で抱え込んじゃだめ。顔に辛いって書いてあるじゃない。
どうして自分の中に溜めちゃうの?」


真剣な顔をして周りが暗くてよくわからないけどきっと大きな瞳には涙も溜まってる


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