テキストサイズ

真愛

第2章 サイトウ ワタル




結局終わったのは1時を過ぎていた


待機、受付は12時まで
時間ギリギリだとしても入って来た客はいれるからいつも12時ピッタリには帰れない


「ヒメカちゃん!お疲れ」


「お疲れ様でした〜」


この人はこの店のスタッフの斉藤航

店以外の関わりはもちろんだけど全くない

確か年は21だったと思う


「今日も遅くなっちゃってごめんね。そろそろ身体、きついでしょ?」


「ううん、大丈夫ですよ。もう慣れてますから」


「無理しすぎないでね。顔につらいって書いてあるよ。明日は休みね!気をつけて。あとー、これが今日の給料」


はい、と渡される札を受け取ってあたしは事務所を出る


「お疲れ様でした」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ