お前は俺のxxx
第23章 優しい腕の中…
『何だ、この顔!誰にやられた!
おい。流星!タオル濡らしてこい!
碧は氷を頼む!』
颯太は私を、ソファに座らせると
優しく抱きしめてくれた。
暖かくて、優しい腕…
頭を撫でてくれる、大きな手…
その温もりに包まれると
涙が溢れてきた。
流星先輩が持ってきてくれたタオル。
碧先輩が用意してくれた氷水で
颯太が、私の腫れた頬を冷やしてくれた。
『お前は、何も話さなくていい。
ほら。このまま横になれ。』
颯太は私をそっと抱きかかえ、ソファに寝かせてくれる。
ソファの下に座ると、私の頭をずっと撫でてくれた。