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お前は俺のxxx

第31章 すれ違う心。



【颯太】ーSideー



俺はあの日、結愛から離れることを決めたーー






一人で自習室にいると、ドアか開き碧が部屋に入ってきた。


『颯太。何で結愛ちゃんを避けてるわけ?』


『別に。避けてねぇよ。』


『どうみても、避けてんだろ?』


『碧には関係ね..』


『関係あんだよ。
お前がそんなんなら、
俺はもう遠慮する気はねぇ。』


碧は、俺にそう言い放つと、静かに部屋を出て行った。



胸がギリっと痛む。



俺は…
結愛を失いたくない。

誰にも渡したくない。


けど、俺には、あいつのそばにいる資格なんかねぇんだ…

大事な女を自分のせいで傷つけたくねぇんだよ。



これが、今まで女を欲のはけ口にしか、してこなかった自分への罰なんだ。




【颯太】ーSideー



End...




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