お前は俺のxxx
第3章 出逢い。
香奈と別れた後、スーパーに寄った。
上手くやり繰りをしていくために、1週間のメニューを考えてきていた。
メニューリストを見ながら、お弁当の材料や食材を購入する。
朝食はあまり食べることが無かったが、一人暮らしで栄養が偏らないようにと、好きなグリーンスムージーだけは飲む。
エコバックを片手にスーパーを出て、家路を歩いていた。
『あ。眼鏡ちゃんだ。』
道路の反対側を歩くあの男達が、結愛に気付いた。
『学校帰りにスーパーで買い物かよ!笑』
『ははっ。眼鏡ちゃんは真面目なんだな〜。』
ケラケラと笑う仲間の視線の先には結愛がいた。
口端を上げて視線を戻した颯太。
『あいつは俺がもらう。』と口許を緩めた。
仲間は『は?マジかよ!』と笑っていた。