お前は俺のxxx
第37章 颯太‼︎
私は、病院へ急いだ。
焦る気持ちに、足は何度も躓き倒れた。
擦りむいた膝や腕には血が滲む。
病院へ着くと、待合室には碧先輩と流星先輩がいた。
『結愛ちゃん!』
「流星先輩!あいつは⁉︎
何で⁉︎ どうして病院にいるの⁉︎」
流星先輩にしがみつく私を諭すように、碧先輩がそっと抱き寄せた。
『結愛ちゃん、落ち着いて。
颯太は、明け方……
信号無視した車に、
撥ねられたみたいなんだ。
さっき、手術が終わったんだけど、
頭を強く打っていて……
今は意識が戻るのを待ってる。』
碧先輩の話に、身体は震え
立つことが精一杯だった。